2005年12月27日

IT業界の愉快な面々

さて,IT業界にはいろいろな登場人物がいます。簡単に登場人物を眺めてみましょう。
営業仕事を取ってくる人。あることないこと言って顧客から仕事をもらってきます。営業の言った,妄想,ではなく青写真を実装する立場としては気が重くなります。営業から「こんなのできる?」と聞かれたら,簡単にできることでも「難しいですね」と返しておきましょう。
コンサルタントシステムのあるべき姿を示す人。机上の空論を言って現場を混乱させます。なまじシステムを理解しているだけに,営業以上の無理難題を押し付けてくる人でもあります。できるコンサルタントならいいんですけどね。できるコンサルタントなら。
システムエンジニア(SE)顧客とやりとりしながらシステムを構築する人。定義のあいまいな職種です。営業とSEしか区分がなく,システムに関する作業はすべてSEという会社もあります。基本はシステム全体の概要とサブシステムごとの入出力を定義するのが仕事です。今日も営業からは無理難題を吹っかけられ,プログラマからは反発される悲しい中間管理職です。
プログラマコーダと同一視される場合もありますが,個人的にはサブシステムの仕様を検討する人と考えています。SEが提示したサブシステムの入出力からプログラムの仕様を考えるのがプログラマ。プログラマの作った仕様を実装するのがコーダ。
コーダプログラマが考えた仕様をコーディングする人。仕様書さえ完璧なら単純作業です。インドだろうと中国だろうと仕事を出せます。ま,日本で完璧な仕様書というのはそうそうお目にかかれませんが。
テスタプログラマが実装したソースをテストする人。プログラマがよく兼務しています。品質保証がしっかりしている会社では,専門のテスタを雇っていたりします。そのような会社では,今日もプログラマとテスタの仁義なき戦いが見られます。
オペレータシステムを運用する人。手順書どおりに作業すればよい場合が多いので,単価の安い仕事でもあります。問題が発生すると真っ先に影響を受ける人でもあり,IT業界のカースト制度が垣間見れます。
プロジェクトマネージャプロジェクトの責任を取る人。よく年長のSEが兼務しています。進まない進捗を管理し,問題点を上位の管理職に報告します。責任の割には給料が安い場合が多く,SE以上に中間管理職の悲哀を感じます。技術が好きなSEに管理職をやれというのが無理な話。必要性の割にSEから敬遠される職種です。
アーキテクトプロジェクトマネージャに代わるキャリアパスとして人気なのがコレ。技術面でのエキスパート。システム全体の設計を行ったり,DB・ネットワークのスペシャリストとして活躍します。技術が好きなSEが目指しますが,少数しかいらないので狭き門です。ホントはSEだけど,単価を上げるためにアーキテクトを名乗ってる人はたくさんいますけどね。


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2005年12月20日

それほど間違っていないプログラマ用語辞典

「それほど間違っていないプログラマ用語辞典」
著者:MW 価格:¥1680

プログラマの現場で耳にする単語や,誰かがやっている行動をまとめた本。
読みながら「あるある」と頷いたり,ニヤリとさせてくれます。

20時から会議をするのを不思議に思わない心理。「疲れたよ,パトラッシュ」と呟きながら机に突っ伏すよく分からない生態。システムの引継ぎでは,大量のドキュメントより本人の携帯番号と住所を押さえる行動。喫煙室で重要事項が決定される組織。本書ではこのような内容がプログラマへの愛と共に描かれています。

ちょっと疲れたときに軽く読みたいなあと思うプログラマのアナタや,プログラマの生態ってどんなものだろうと考える人にお勧めです。
プログラマに憧れる学生さんは,本書を一読して進路を考え直したほうがよいかもしれません。

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2005年12月13日

質問のしかた

SEの仕事というのは,顧客の曖昧な要求を,言われたとおりにしか解釈できないコンピュータに,プログラムの形式で渡してやることです。
最新のハードウエアや流行のソフトウエア,プログラミング技法などIT関係のスキルも重要ですが,顧客から仕事を受けたり,曖昧な要求を外部仕様,詳細仕様,プログラムと詳細にしたり,ソフトハウスと折衝したりするには,コミュニケーションスキルが重要です。 SE向けの雑誌を見るとコミュニケーションスキルが重要というのは声高に叫ばれているのに,現場ではお粗末な質問に手を焼きます。
口頭の質問はその場で聞き返せばどうにかなりますが,メールではすぐに聞き返せないので対処に困ります。
そこで,困った質問の事例を挙げてみます。
  • 日本語として破綻している
学校の授業で作文をしないせいでしょうか。日本語として破綻している人がいます。主語と述語で対象が違う場合なんかは,頑張れば理解できますが,「てにおは」の違いで意味が異なる場合はお手上げです。
日本語になってない時点で読む気力も50%ダウン(当社比)です。
といいつつ,自分もときどき間違えます。自戒せねば。
  • 必要な前提条件,知識を省略している
ありがちです。
自分は理解できるからいいでしょうが,他人はあなたではありません。あなたの思考までは理解できません。

×「負の値を入力した場合のエラー処理が漏れてる件ですが...」
○「金額入力画面で,負の金額を入力した場合のエラー処理が漏れてる件ですが...」
  • 用語の認識が一致していない
これもありがちです。
たとえば,Aさんは単体テストをデバッガを用いたテストだと考えており,Bさんは単体テストをプログラムを実行させるテストだと考えていたとします。
この二人が単体テストの会話をしてもかみ合わないでしょう。
同じ業界でも会社が違うと用語の定義が異なるので,一般的でない用語は最初に定義を確認するべきでしょう。
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2005年12月05日

困ったときのリストアップ

プロジェクトが修羅場を極めてくると,作業がたくさん降ってくることがあります。 重大なバグの修正をしなきゃと思ってるうちに,顧客から仕様のクレームが来たり。 顧客のクレームに対応してると,部長から呼び出されて工程遅延による予算超過の説明を求められたり。 なんか,皆で自分をいじめてるんじゃないんだろうかと思いたくなる一瞬です。

こんな状態におちいると,どの作業から手をつけていいかがさっぱり分からなくなります。
あれもしなきゃ,これもしなきゃで思考がまとまらず,どの作業も中途半端になり,作業効率の低下を実感できます。
そんなときは,一回すべての作業を止めて,現在の作業をノートに書き出してみるのが意外と有効だったりします。

ノートに現在抱えてる作業と,作業の〆切,優先度,難易度をリストとして書いていきます。 リストアップが完了するころには,アタマの中も次第に整理されてきます。 なんかアタマで考えると大変な気がするんですが,リストアップするとそれほどでもないものです。 で,簡単なものはさっさと進めて作業数を減らします。 逆にリストアップすることで,〆切に間に合いそうもない作業があることも分かってきます。 〆切に間に合わないのであれば,別の人に作業を引き継ぐか,自分の時間を徹夜なり休日出勤を追加して確保するか, 〆切自体を伸ばすなり,〆切を破った際のリカバリや次の〆切を考えておきます。 混乱しながらすべての作業を並行して進めるよりは,心理的な余裕を確保できます。

リストアップした時点で,どうしようもないことが判明した場合は……。あきらめましょう。
次回はそうならないといいですね。

posted by まる at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 管理者 Chips | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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